こっそり妄想徒然紀行

どうでもいい事をそこそこ真剣に、ゆるーく考えるブログ

appleだからできる事〜apple musicについて〜

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apple musicが遂に発表されましたね。勿論僕は日本時間深夜2時からの発表会の生中継を見てましたよ。朝の四時まで。まあ英語はさっぱりなのでよくわかりませんでしたが。

ちなみに翌日は会社は午前休もらいました。

社員の皆さん、ごめんなさい。

 

で、写真は今は昔懐かしのipodの時のキャンペーンイラストです。

なんでipodのイラストなのかというと、ipodで世界が変わったからです。

 

大事な事だからもう一度言います。

 

ipodは、世界を変えたのです。

 

そして、今回発表されたapple musicはきっとまた世界を変えてしまうだろう、と。

 

ipodが世界を変えた時の僕

ええ、女々しい事言いますよ。ipodが出た時、僕は心の底から興奮したんです。「これは世界が変わる!」と。

元々音楽好きの僕は、常に自分のCDコレクションを持ち歩いていなければ気が済まないタイプの人間でした。お気に入りの曲を全てMDに入れて、MDディスクを何十枚と持ち歩くんです。常に。だって、いつ何時、「あの曲が今聴きたい!」と思うか分かんないから。

当時、女の子とデートする時、持ち物なんて財布だけでいいはずなのに「何でそんな大きなカバン持ってるの?」とよく聞かれました。

答えは単純です。「MDディスク、全部持ち歩かないとだめじゃん?」と。

 

・・・話を戻しましょう。そんな音楽愛好家だった僕が、ipodの登場でどれだけ興奮したか、ご想像ください。だって、ジャラジャラさせてたMDが、ポケット一台に全部収まっちゃうんですから!!

 

でも、どれだけ僕がipodの素晴らしさを周囲に伝えても、誰も理解してくれませんでした。「apple、ほんと好きだねー」とか言われて終わり。

 

しかしどうでしょうか?

世界は変わりましたね?

CD屋はバンバン潰れましたね?

音楽レーベルもそのあり方を変えないといけない時期ですね??

 

そして今回、apple musicで同じ事が起こるのです。

つまり、また世界はアップデートされるのです。

 

appleじゃないとできないこと。

まあまだ実際に使っていないのでなんですが、発表されている内容だけで感じたのは「ん。なんかこれ、すでにあるサービスじゃね?」という事。

要はできる事は、月会費払えばクラウド上にある膨大な曲をいつでも聴く事が出来、他の人のプレイリストを聴く事も、音楽志向を分析してオススメの曲をリコメンドしてくれる、というもの(合ってますよね?)。

 

そう、まあまあ似たようなのはすでに先攻しているサービスがあるんです。

 

しかし、それでもappleにしかできない事があるのです。

他の会社ではなく、apple社だからこそ、世界が変えられる。なぜか??

 

それはつまり、既に保有している圧倒的なiosユーザそのもの。

iosは定期的にアップデートが繰り返され、ユーザは無償でアップデートが可能です。聞けば、androidユーザはあまりバージョンアップしないそうですね。iosユーザは、アップデートするという事を日常的にしている。

そう、彼らが持っている真の武器は、最新の機能でも目を見張るようなデザインでもなく、「ロイヤリティの高いユーザー」なんだろうなーと思うわけです。

 

apple musicによって、おそらくCDというデバイスはいよいよ終止符を打たれるでしょう。音楽を曲毎に買う、という行為自体もどんどんなくなり、我々はクラウド上で共有されている音楽を好きな時に好きな場所で好きな人と聴く事になるでしょう。そしてこれらは、apple musicによって実現される世界なのです。

 

どこぞの会社がどんなに素晴らしいサービスをリリースしたとしても、ユーザ開拓はゼロからです。

しかしappleがそれをやると、忠誠心の高いユーザーが地球上の至る所でそれを使ってくれるのです。そして、音楽を聴く経験が、人類レベルで一気にアップデートされるのです。

 

プラットフォームビジネスで要になるのは、これです。圧倒的なボリュームで使わせて初めてプラットフォームになるのです。スタートアップがちょこちょこしこしこ頑張って出来るレベルじゃない。

 

今回発表されたサービスは目新しいものではありません。

でも同時に、他の誰も実現できない、appleだからこそ出来るサービスです。

 

とりあえず6月30日から、3ヶ月無料で試せるそうです。

どんなもんなんだが、ぜひ試してみようじゃありませんか!!