AmebaTVでK-1見ましたー。スーパーウェルター級トーナメントですね。
結論から言うと終わりよければ全て良し、でしたが色々と思うことは大量にありまくる大会でした！
試合のクオリティも試合ごとに差がありすぎたので一つずつの試合感想じゃなくて思ったことをなんとなく書いていきたいと思います。
K-1チャンピオンって強いのか？
まずはこれですねえ・・・。強いかどうかと言うより、重みがなさすぎませんかね、という。なんだかよくわかんない中国の選手がいきなりタイトルマッチ挑戦ですよ。まあ、意外と強かったからまだいいけど、この選手が前に戦ったのってKrushの日中対抗戦でしょ。で、日本人側で対戦したのもよくわかんない選手だったし、その選手に勝ったからといってなぜにK-1でタイトルマッチに挑戦できるんでしょーか。
大雅に至っては負けてしまいましたよ。しかも1R。そしてこれ、タイトルマッチじゃないんですね。なので、１Rであっさり負けたのに王者であり続けられると言う。まあこれは昔からK-1ってこうですよね。なんでなんでしょう。王者の試合は全てタイトルマッチ、と言うのが当たり前の流れなのでは。エキシビジョンならともかく。
とりあえず大雅は次の試合はダイレクトリマッチでタイトルマッチですね。じゃないと話にならない。
きわめつけは、バタザリアンの欠場です。一回戦勝ったのに怪我により二回戦欠場、と言う。まあ、どれくらい右腕が実際には相当深刻だったのかもしれないけど、1回戦見た限りそんなに外傷はなさそうでしたけどねえ。何が言いたいかと言うと、K-1のタイトルが無理してでも取りに行くもんじゃない、と思われたんじゃないかなと言うことです。昔のK-1ならこんなことなかったですよね。
格闘技ファンに向けた興行じゃないんだな、と再確認
んでね、まあちょっと、なんつうか、と言う話なんですが。
今回のトーナメントも最強トーナメントと言えないことくらい、格闘技ファンならわかってるわけですよ。今回に限らないけど。出てる選手がまず日本人だらけなのがおかしいし、外国人にしても例えばムエタイの選手もいないし、どっかの王者みたいなのもいない。
まあ確かに日本のKrushの中では強い選手が選ばれてトーナメントに出てるけど、それならKrushでやればいいんじゃん、と言う話でして。
まあそれならそれでもいいんです。ただね、それなのに「世界最強」とか言っちゃうからしらけちゃう。そしてさっきも書いたけど王者の風格や威厳がどうにも感じられない。
武尊にしたって「強いやつと戦いたい」とか言ってたけどそんなら天心とやれよ、と言う。もう格闘ファンなら知ってるわけですよ。武尊なのかK-1なのかわかんないけど、天心戦をどうにかやり過ごそうとしてることくらい。
運営、いつまでごまかせると思ってるんだろ？と思ってたんですが、今日の大会のツイートを見ててわかりました。K-1ファンというのがいるんですね。格闘ファンじゃなくてK-1ファン。そして彼（彼女？）らは中国やヨーロッパのキックボクシング、もしくはムエタイを知らないわけです。ひょっとしたら那須川天心やKnockoutも知らないかもしれない。だからK-1ファンを相手にしていれば、K-1はそれでいいんです。
折しも本日、K-1ジムの新規オープン店の発表がありました。中には女性限定のジムもあるそうな。そうやって格闘技の裾野を広げる取り組み自体は賛同しますが、彼らがやりたいのは格闘技の普及じゃなくてK-1の普及なんです。すげえ鎖国的。
まあそのK-1が本当に最強を決める戦いの舞台ならいいんですけどね。そうじゃないからなんか興ざめしちゃう。本物の格闘ファンを蔑ろにしていいんですかねえ。
同じことはRIZINにも言えますが、RIZINはそれを認めてやってますよね。なんか誤魔化そうという気がない。だからまあ許せてしまうしRIZINの世界観なんですね、という理解で観れてしまう。
今こそ武尊は天心はやるべきだと思いますね。K-1というジャンルをもっと成熟させたいなら。確かにリスキーだとは思いますけど、それでもし武尊が勝ったら格闘ファンも認めますよ、K-1という鎖国ブランドを。
大会自体はモハンドラゴンが救った！
とまあ、だいぶ苦言を書いて来ましたが、大会自体は休憩明けから盛り上がりましたね。何と言ってもMVPはモハンドラゴン。これはもう、誰に聞いてもそう言うんじゃないでしょうか。
正直、テクニックもクソもないぶん回しファイターで、それこそかつてのK-1黎明期を彷彿とさせる戦い方でしたが、それでも勝ち上がってしまえるのがワンデートーナメントの妙味。次はワンマッチで木村フィリップミノルとやってほしいですね！
今回はAbemaTVのKO出たら20万円キャンペーンがあったので僕もツイッターと連携させてコメントしまくってましたが、まあKOが出ない出ない笑。knockoutと比べると偉い差でした。
と言うかknockoutは、なんであんなKOが連発するんでしょうか。そっちの方が不思議ですわ。
優勝した久保選手は素直におめでとう、ですね。最後のマイクは涙で何言ってるかさっぱりわかりませんでしたが、まあそんだけ嬉しかったんでしょう。彼の優勝は否定されるものじゃないし、むしろ久保が勝ってくれたからK-1の品位はかろうじて守られた、と言えるんじゃないでしょうか。
次回はヘビー級ですね。さすがにこれは、世界最強とは言わないと思いますが・・・。
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