こっそり妄想徒然紀行

どうでもいい事をそこそこ真剣に、ゆるーく考えるブログ

【フジテレビ地上波】大晦日格闘技・RIZINを見た感想

f:id:mousoumen:20180101134313j:plain

29日は会場観戦しましたが大晦日はテレビ観戦!本当は大晦日も会場で見たいのですが・・・。

saborimakuri.hatenadiary.jp

結果、「やっぱ行けばよかった!」と強く思った大会でした。

というわけで試合ごとのなんとなくの雑観を!なお、記載はテレビ放映順ではなく実際の試合順です。

 

 

マネル・ケイプ vs 堀口恭司

 大晦日の一発目がこの試合ってやばいでしょ!と思ってたのですが、地上波では後半からの登場でした。しかも3R目から。

 

1,2Rがどんな展開だったのかわからないですが、解説とか聞く限りでは堀口のパンチが何度となくヒットしていた模様。ケイプ、過去の日本での2戦では正直実力が良くわかりませんでしたが、どうやらそこそこやる選手だ、ということがわかりましたね。

 

一発があるのはわかってるだけに見ている方はハラハラしながら見れます。この選手、人気出るような気がします。ぜひ継続参戦を!やっぱり次戦はマッコールとの再戦!

大塚 隆史 vs 石渡 伸太郎

 こちらも3Rから。しかも大会唯一の判定でした。

と言っても別に退屈だったわけではなく、一進一退の攻防の中、最終Rに石渡の打撃ラッシュが評価されての石渡判定勝利。

 

大塚は、一皮向けた感ありますね。これまでは実力はありながらも地味でDREAMからずっとメジャーではいいところ見せれませんでしたが、29日のタハ戦での勝利から存在感出てきた感があります。この日も負けはしましたがちゃんとフィニッシュ目指して攻めてましたからね。

那須川 天心 vs 浜本“キャット”雄大

 どう考えてもかませ犬のキャット。ラウェイ王者、というのがすごいのかどうなのかよくわかりませんが、やっぱ天心の敵じゃなかったですね。

なんとか2Rまでは持ったものの、1Rはキャット、逃げてる感あったし目だった攻撃もなく・・・。体つきも天心に比べると2枚くらい薄っぺらくて顔つきも弱そう・・・。

 

まあ、もうRIZIN含めメジャーシーン見ることはないような気がします。さようなら、キャット。

砂辺 光久 vs 藤田 大和

 「砂辺の無駄使い」と揶揄されていたこのカードですが、それでも出たい、と本人が思うくらいには大晦日RIZINは意味があるわけですし、日本の格闘技事情を考えると本人の挑戦は受け止めないとダメな気がします。

 

まあそれはそれとして、試合としてはやはり相手になっていませんでした。藤田のボディ、えぐかったですねー・・・。腹が効いて顔面がガラ空きになったところにフック、とセオリー通りの勝ち方で藤田の勝利。でもちゃんと倒して勝った藤田もなかなかだなと思いました。

RENA vs アイリーン・リベラ

これは驚きましたね。女子格闘技でパンチでKOできるのってRENAくらいじゃないですかね。これまではボディで悶絶させてたわけですが、顔面へのパンチでぐらつかせるのってすごいと思います。

アイリーンが打撃慣れしてなくてパンチが当たりやすい、というのはあるにしてもそれでちゃんと効かせられるRENA、スゴイッす。

浅倉 カンナ vs マリア・オリベイラ

 いやー、正直、これはオリベイラが勝つと思ってました。打撃を警戒するあまり、カンナがタックルにあんまり行けず、ペチペチとオリベイラの打撃を被弾しながら判定負け、というシーンを想像していたわけです。

 

ところがならなかった。ちゃんとカンナがフィニッシュしたわけです。これまでかんなはフィニッシュできずに退屈な試合が多かったですが、ちょっと見る目が変わりましたね。グランプリだからこそ、だったのかもしれないけど。

五味 隆典 vs 矢地 祐介

 やっぱなんだかんだで五味だなーと思った一戦。往年のPRIDEファンなら大興奮必至のSCARYでの入場、そして金髪、と五味自身もかつての自分を取り戻そうとしているように見えました。ボディもいい感じで仕上がってる感じに見えましたよ。

 

試合は、まあ大晦日らしいお祭り試合でしたね(笑)。しかしあそこで右フック当てちゃう五味はやっぱり大晦日男。パウンドアウトしちゃうんじゃないかと思いました。

 

正直、あの五味を見せられちゃうと、試合では勝ったもののまだまだ主役は矢地じゃないなーと思いました。存在感では世代交代、まだできてませんね。

 

クルックシャンク、北岡、五味、と今がピークの選手とは矢地はやっていていないので、今後は現在進行形の選手と戦って打ち勝てるか、じゃないですかね、ブレイクするポイントは。

真珠・野沢オークライヤー vs チェルシー・ラグラース 

 地上波ではここから生放送。真珠がそこまで一般受けする理由はあんまよくわかりませんが、ビジュアル含め今後人気出る可能性があるのはわかります。

 

試合も荒削りながら面白ですからね。ちゃんとフィニッシュするし。

 

しかし今回のラグラースと並びと、なんつうかこう、ビジュアルが違いすぎて同じ性別なのになあ・・・と思っちゃいました。神様、残酷すぎませんかね、と。

ミルコ・クロコップ vs 髙阪 剛

 これはなー、賛否両論というか否しかないカードですよね。

高阪、もう少しやれるような気がしてましたが、最初のロープ側の攻防でもう勝負ついてましたね。止めるの遅すぎ。死んじゃいますよ、あれ。

那須川 天心 vs 藤田 大和

 これも予想外の結末。天心が勝つにしろ藤田、もっと善戦すると思ってました。

前回もカウンターまともに食らって倒れてましたが、前回と今回の最大の違いはグローブ。やっぱボクシンググローブだと効いちゃうんですかね。

天心、神がかりすぎてるというか、真面目に勝負になってなかった。ここかで差があるんかーと。

試合後のマイクがこの試合のハイライトだったかもしれません。生放送で編集不可な状態で、しかも観客に「武尊」と言わせる老獪さ(笑)。

 

しかも解説の関根勤の「本人たちはやりたがってるけど諸事情で」というコメントがまたね。関根勤、新生K-1の仕事干されるんじゃないですかね。

 

ただ、ここまでお膳立て揃っても実現はしないだろうなという気がします。天心がK-1行かない限りはね。3月のK-1で大雅に武尊が勝つとして、その後天心がどうするか。天心も2月にKNOCK OUT決まってますしね。実現するとしたらやっぱRIZINなのかなー。

 

saborimakuri.hatenadiary.jp

RENA vs 浅倉 カンナ

 生放送で行われた一戦。そして格闘技の切ないドラマが詰まった一戦でした。正直、相性的にRENAは不利なんじゃないかなと思ってましたが、試合見る限り、ちょっとRENA、見ちゃっていたというか優しさが出てたんじゃないかと思います。この子、未だSBの癖が抜けてないのか、ダウン奪っても追撃いかない(行けない?)わけですが、この試合に関してはそもそも倒しに行っていないように見えてしまったのです。

 

でもカンナは違った。きっちり倒し、極めに行ったわけで、この試合に関しては格闘家としてはカンナの方が強かったですね。

でも最後までタップを拒否し、落ちることを選んだRENAはやっぱりすごい。負けたけど、RENAの評価が落ちるということもないだろうし、むしろ選手とのしての色気は増したんじゃないですかね。

堀口 恭司 vs 石渡 伸太郎

そして2017年ラストを締めたこの一戦。でももう、石渡が勝てるとはまるで思えませんでした。なんでだろう、オーラでもう負けてる気がしたのです。

 

堀口も準決勝で予期せぬダメージと疲労もあったでしょうからもっと苦戦するかと思いましたが、1R最後で追い詰め、2R早々にフィニッシュ。実力差があるんだと思います。

 

しかし本当にこれから、堀口は誰とやるんでしょうねえ・・・。今回のベルトはグランプリ限定のようで、常設のタイトルじゃないとか。タイトルホルダーとして堀口に挑戦する選手のドラマを見せて行く、というのはアリだと思いますが、常設タイトルじゃないのでどうも堀口の今後の使い方が見えません。

 

とりあえず、ケイプとマッコールの再戦やってもらって、その勝者が堀口とRIZINバンタム級ベルトを賭けて戦う、とかかなあ。

 

やめてほしいのは、天心とのキックルールマッチと、UFCに戻ってしまうことですね。

 

フジテレビ地上波編集についての感想

さてさて、毎回酷評されるフジテレビの編集ですが、今回はよかったんじゃないでしょうか?ダイジェストとはいえ29日の試合もほとんど放送してましたしね。それでも使われなかったストラッサーと北岡はなんとも・・・・ですが。

今回、生放送をぶち込んだせいか、ダラダラと過去の試合や引っ張る焦らし映像も少なく、メリハリがあって5時間あっという間にすぎて行った気がします。

もちろん、選手たちの頑張りでフィニッシュが続き、放送時間が余った、というのもあると思いますけど。でも昨日の試合なら、格闘技ファンじゃない一般層が見ても面白い、と思えたんじゃないかなーと思いますよ。

視聴率、どうだったんでしょうね・・・。気になる・・・!