こっそり妄想徒然紀行

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【2巻完結】ごくりっを読んだ感想

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話題作ですし以前から何となく気にはなっていた漫画ですが、全2巻だということを知り、思わずポチりました。ええ、Kindleです。読みたいなーと思った時にすぐ読めるのは本当にいいですね。お財布がいくつあっても足りませんが!

 

というわけで、詳細ネタバレはしませんが物語に多少は触れていくので気になってた方は読み飛ばしてください!結論から言うと、面白いですよ!2巻でちゃんと終わるのも好感度高しです!

 

僕のアレを飲まないと死んでしまう美少女

まあ、設定がちょっとよく分かりませんが、主人公である拓はリコちゃんを昔から好き。でも、リコちゃんには昔から相思相愛の彼氏がいる、と。

 

で、拓君はリコちゃんと仲良しなんですが、そこは思春期の少年らしく、仲良いだけじゃ収まらないわけです。たまたま立ち寄った神社で「リコが俺なしじゃいられないようになりたい」と思いつきのように神頼みしたらそれが叶っちゃうんですね。

 

ところが、そこからが神のいたずら。リコちゃんは、発作が起こると拓君のアレを飲まないと死んでしまう、と言うとてもご都合主義でおバカな病気(?)にかかってしまうわけです。

アレっていうのは、あれですよ。男性が快楽を得て最高潮に達すると下半身からでる液体のことですよ。書いててアホだなあと改めて思いました、はい。

 

描写が、何だか色々とやばい

で、この漫画。このリコちゃんが発作を起こすたびに拓君のアレを飲むシーンが出て来るんですが、リコちゃんが、まあ手とかで拓くんのナニアレするわけですね。ある時は個室のシャワールームで、ある時は体育館の倉庫で、ある時はスクール水着で、と、何だかもう、完全に妄想の世界なわけです。

 

健全な男子諸君が持ちうる、ありとあらゆる設定が登場して来るわけです。そしてそれらが妙に、るんですね。

 

この漫画、絵は正直あんまりうまくないんですが、もしこれ、作者の画力が滅茶苦茶高かったらただのセクシー漫画になってしまって、逆にエロくなかったかもしれません。

 

女の子の心が動いていく描写がリアル

 

このリコちゃん、拓君のナニアレする毎に、少しずつ拓くんに心が惹かれていきます。それは別に拓君のナニがすごかったからじゃなく、拓君の優しさにですね。リコちゃんが発作が起こるたびに、拓君はどんな時でもやってきてくれるんです。リコちゃんにとってみれば命の恩人だし、なくてはならない存在。

つっても、実際やってるのはナニですし、むしろ拓君は好きな女の子にナニしてもらって気持ちよくなってしまってるわけですが、でもリコちゃんの気持ちの動きはなんかリアルだなあ、というか自然だなあという気がします。気持ちの変遷が、すごく丁寧に描かれているわけです。

 

ただまあ、少しずつ惹かれあい、気持ちの動きとともに体の接点も増えてきた二人に、とある事件が起こって物語は急展開していきます。

 

ラストは、ちょっと予想できない出来事が起こって、ちょっと色々スピーディに行き過ぎな感じはありますが、ちゃんと終わります。

 

ちょっと変わった青春漫画ですが、ほっこりしつつ、ドキドキしつつ、ちゃんと2巻で終わる、オススメ漫画です。