天心、訴えられる!
とんでもないニュースが飛び込んできました。
衝撃度でいえば今年一番かもしれない。
新生K-1が那須川天心、その父、RIZIN運営会社を民事訴訟で訴えていると週刊新潮。大晦日に「誰が僕の相手が見たいですか」と発言して観客に「武尊」と言わせたことが他団体の興行に対する不当な介入にあたるなどし、営業妨害によってイメージダウン、スポンサーが離れたという。 pic.twitter.com/x0r1VSRJ5T
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2018年5月31日
はあーっ!?
とい思った方が多いのではないでしょうか?
K-1からしたら本当に面白くないんでしょうね、那須川天心。
彼らがやりたいのはK-1しかない世界。完全に閉じられた世界。格闘技じゃなくてK-1が盛り上がればそれでいい。格闘鎖国!
Krush含め、閉じられた世界の中で勝ち上がっていくエコシステムは、何人もの人気選手を生み出し、勝負論がちゃんとある対戦ドラマも生まれてきていました。
折角順調なんだから、外野の声は無視して自分達だけでやってればよかったのに…。ある意味、我が道を孤独に突き進む事でブランド価値は高まったはず。
それなのに、今回の訴訟問題。
はっきり言って、K-1に呆れた方が多いのではないでしょうか?
日大アメフト部と似てるぞ!K-1
これ、似てませんかね?最近世間を騒がせてる日大アメフト部問題と。
勿論反則うんぬんの話ではないです。日大アメフト部がここまで話題になっているのは、日大の世間ズレした対応による自爆っぷりと、監督と選手の関係性が日本社会にはびこる社畜文化の縮図だからだと思ってます。
ほら、似てるでしょ?今回の件、もし真実ならK-1の自爆っぷりは相当なもんです。自らブランドイメージを壮大にぶっ壊しにいくそのスタイルは、まさに日大広報部!
週刊新潮の記事によるとK-1から離れたスポンサーって、三回弁当出しただけの弁当屋だというし、もう笑うしかないわけです。ズンドコっぷりが半端ない。
そして天心はまだ19歳の若者。彼は実力もさることながら、若者だからこそできる無軌道な勢いがあって、それが僕らファンの注目を離さないわけです。
そしてそんな若い才能を大人の事情と目論見で潰しにかかるところもそっくり。
ただ単に強いやつと戦いたかっただけの大雅を切り、自分たちの軍門に戻りたいといった安保兄妹は喜んで迎え入れる。
実際、武尊本人は天心から逃げているつもりはなく、ただただK-1を信じて、K-1の世界の中で頑張ってきただけ。天心云々で強硬な手段を取りたいのは大人組織のK-1だけなんです。
そんな意地汚い大人の世界で翻弄され、身動き取れなくなる若い選手たち。
うーむ、日大だ。
K-1選手たちはどう思ってるの?
K-1の選手たちって基本的にはK-1愛が凄まじい人たちばかり。ある種忠誠を誓ってるわけです。大雅の事例を見るとかなりひどい契約なのに、それでも従う。天心の存在はここ数年ずーっとあったわけですが、K-1選手たちはなかなか天心の事は口にしませんよね。皇治はツイッターなんかで天心について言及してたり、昔からの戦友である平本蓮は天心との交流をPRしてましたが、それ以外の選手はだんまり。
これだけ格闘技界を騒がせてる天才なのに、そこについて触れないのっておかしい。まあもっというと、KNOCKOUTの事も触れないしRIZINやMMAについてもあんま触れない。緘口令でも引いてるのでしょうか。
ただ今回の騒動は、流石に選手たちも「ええー・・・?」と思ってるんじゃないかなあ。だって、みっともないもん。ださいもん。格闘家が戦いたいやつの名前を語るなんてよくあることじゃん。なんならあんたらだってオフィシャルサイトのインタビューで聞いたりしてるじゃん。
それが、自分のとこの選手を挙げられたら訴えるって??
ダサいよ、K-1!