こっそり妄想徒然紀行

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【RIZIN13】大雅vs原口の勝敗予想。遂にRIZIN出陣する大雅を見よ!

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さあ、今こそ大雅について語ろう!

先日、RIZIN13についての記事を書きました。そちらは全カードは少し触れましたがメインは那須川天心vs堀口恭司でした。

saborimakuri.hatenadiary.jp

んで、今回のRIZIN13にはもう一つ、注目すべきキックカードがあるんですよ。それが大雅と原口健飛の試合。

 

大雅は昨年、新生K-1追放というなんだそりゃハプニングがあり、しばらくぶりの復活を果たした、といういわくつきのファイターです。

 

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saborimakuri.hatenadiary.jp国内MMAのメジャーイベントの注目度が高い2試合がキックの試合というのもなんともあれですが、今回は大雅について個人的な思いを書かせていただきます!

 

K-1MAXの呪いとHIROYA

大雅の実の兄はHIROYAです。HIROYAといえばかつて世界トップのキックボクシングプロモーションだったK-1MAXの世界観を引き継ぐはずだったファイターです。

 

HIROYAは魔裟斗の後継者として注目を集める存在でした。

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当時まだ高校生だったHIROYAをフィーチャーする形でK-1甲子園がスタート。現在も続くK-1甲子園ですが、K-1MAX時代の甲子園で野杁正明や卜部兄弟などが排出されていることを考えると、現在の新生K-1の起点になったのはHIROYAとも言えると思います。

 

しかし、KRUSHの王者にはなったもののHIROYAは正直大成はしませんでした。ここぞという勝負所で負けてしまうのです。

 

しかもなんつうか、魔裟斗後継者として運営側からPUSHされている感がファンの反感を呼んだフシもあると思っていて、HIROYAはなんとなく「守られてる」感が強く、熱心な格闘ファンからは軽んじられている存在でした。

「守られてるけどあんま強くない」ー。HIROYAの印象って、こんな感じだったんじゃないでしょうか。

 

そしてこういうポジションに兄が置かれている事が、後々の大雅にある決断をさせます
(後述)。

 

そう、兄のそんな姿を見て来たのが弟の大雅でした。卜部兄弟ほど兄弟としての絆がクローズアップされて来たわけではなく、大雅は大雅として売り出されていましたね。

 

武尊に2回負けるなどもありましたが、大雅は倒し倒されの分かりやすい試合が多く、着実にファンが増えていっていた印象です。

 

現役王者なのにスタウロスに1RKO負けしてる割には、新生K-1大一番のさいたまスーパーアリーナでの武尊との対戦が決定していました。言わずもがなですが、この時点でK-1のエース武尊の相手を務められるのは大雅しかいない、と運営も思っていたわけです。もちろん、当て馬です。でも武尊を売り出すためにはそれ相応の相手にしないといけなかったし、その相手が大雅だったわけです。

 

それ位には存在感があったファイターだと言えるでしょう。ただだからこそ、大雅の新生K-1追放はドラマチックでした。

 

そう、この一件で、大雅の株は上がったと思うのです。

 

兄を見て来たから、大雅はプロテクトを拒んだ

ちょっとアンテナを張っている格闘ファンなら、新生K-1が相当に胡散臭い部分がある団体だということは知っているでしょう(好きかどうかはともかくね)。

 

特に大きいのが那須川天心から武尊を守っている、という論。実際、武尊個人ではなく、K-1運営側が断固として天心と対戦させないようにしているということはファンの間では周知の事実です。

 

そんな新生K-1に対する不信感を突破しようとしたのが大雅。なんとRIZINでの天心戦を希望してしまうのです。まあ、事実として公表されたことではありませんがあらゆる周辺情報を集めるとその話は説得力のある展開。

 

「K-1は推したい選手をプロテクトしている」「K-1は逃げている」

K-1王者でもある大雅にはこうしたファンの声が無視できなかったのでしょう。

何故ならば、兄がファンから支持されていないこれまでを見て来ていたから。

 

誰が強いのか決めようや、というのが格闘技の基本的かつシンプルな初期衝動だとして、新生K-1はそれに従わなかった。

 

だから大雅は、格闘家としての本質を追求しようとした。「天心とやってK-1最強を証明したい」それくらい思っていたんじゃないでしょうか。

 

ある意味、僕たち格闘ファンの心の叫びを受け止めてくれた、ともいえます。しかしまさか、最強を証明しようとした現役K-1王者との契約を一方的にK-1が打ち切るとは当の本人も思っていなかったんじゃないでしょうか。

 

まあこの辺りは憶測にすぎません。事実が公表されることもないような気がします。ただだからこそ、僕らファンは妄想しまくれるわけです。

 

ある意味大雅は、悲劇的なファイターだともいえます。

そしてそんな大雅が遂に戦う機会を得た。それが、RIZIN。

 

意外と彼は顎が脆い。一発もらうと倒れる可能性は十分ある。

でも一度攻撃に転じると、そして一発パンチが当たると相手が倒れている。

 

そんなシンプルでスリリングな戦いを見せてくれるのが大雅。今回は今までの生き様やドラマが乗って来ますからね。僕らファンも見応えある試合が見れそうです。

 

これから、大雅の生き様に注目です!!

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