もう落ち着いたようですが、ちょっと前にメディアクリエイター騒動があったそうですね。
個人的には名前なんてどっちでもいいんですが、ブログというものをどう捉えているかによって意見が変わっているのが面白いなぁと思っていて、目に付いた関連記事は結構読んじゃいました。
メディアクリエイター騒動顛末ざっくりまとめ
知らない方のためにざっくりと経緯をば。
- 学生を中心としたブロガー新年会なる交流会が開催される
- その場で、ブロガーってダサいからメディアクリエイターって名乗らない?という会話がなされる
- 交流会自体は賛否両論だったらしく、参加した方の感想ブログの中に上述のメディアクリエイター発見が取り上げられる
- おっさん中心に批判が起こり、それに若者が反論して炎上する
みたいな。
論点は?
このメディアクリエイター発言に否定的な意見の趣旨はつまり、何か勘違いしてないか?調子乗んなって事だと思います。
でも、個人的にはさっきも書いた通り別によくね?とも思います。
学生さんに言いたいのは、おっさんは若者を否定する発言をする生き物なのだと理解ください。実際、最初は出る杭として打たれまくっていたけど、成果残してその後尊敬されてる人を僕はたくさん知っています。だからおっさんから何言われようが、メディアクリエイターとして頑張って成果残して欲しいなと。
ただ、一人のおっさんとして申し上げておきたいのはこの方の記事のこの一節。
だが、満員電車で死んだ魚の眼のようなサラリーマンたちを毎日見ている学生の気持ちにもなってほしい。あれのどこに憧れを持つことができるだろうか?
メディアクリエイターはかつてのバンドマン
いや、満員電車なんて誰だって嫌でしょう(笑)。都内屈指の満員電車通勤してますが、通学中の学生さんも死んだ魚のような眼してますよ(笑)。
何が言いたいかというと、サラリーマン=会社に搾取されてる社畜だと思わないでくれ、という事。
日常的に意識高い学生さんと接点がありますが、どうも起業家やフリーランスが格好よくてサラリーマンはダサいみたいなイメージだけが先行してる気がします。多分、自由主義というか、誰かの指示で動かされるなんてまっぴらごめんだ!って事なんでしょう。そして自分たちニュージェネレーションが旧体制をぶっ潰す!と。
でもね、その話って皆さん世代だけの話じゃなくて、昔からそうなんですよ。ただ、自己主張のツールが変わっただけ。昔はそういう若気の至りの自己主張をしたい人はギターを手にとってバンドを組んだんです。でも今はMacBook Airを手にとってブログを書く、もしくはベンチャーにインターン行ったり起業するってだけ。
要は、今も昔も変わっていない。
そして、サラリーマンだって仕事好きでやってる人もいますし、何なら僕は副業的な売上だけで会社から貰ってる年収位ありますけど、会社の仕事が好きだからサラリーマンやってます。サラリーマン=社畜、という浅いイメージで語ろうとするからおっさんに叩かれてるんですね、多分。
メディアクリエイターはバカッター、批判するおっさんはジャニーズ事務所
で、今回の構図って時代は変われど普遍的な構図だと思ってるわけですが、似てるな、と。
メディアクリエイターだ!って叫んだ学生さん、別に悪意があったわけでもなく、ただ単に飲みの席での思いつきのような発言だと思うんです。逆にたかだか仲間内で盛り上がっただけの発言が何でここまで??と驚いてるんじゃないでしょうか。
でもこれ、いわゆるバカッターと同じです(皆さんがバカ、と言っているわけではありません)。バカッターの人たちもその場のノリでやっちゃった事をネットにあげて炎上してる。皆さんもその場のノリで盛り上がった事をネットに書いておっさんから叩かれてる。
ネットってものの恐ろしさを本質的に甘く見てるだけです。
そして、批判するおっさんもおっさんです。皆さんはあれですよ、流行りのジャニーズ事務所です。若者の主張や行動を大人の言力で抑圧しようとしている。「若いやつはわかってないな」って感じなんじゃないですかね。別に若気の至り、でいいと思うんです。
僕も世代的にはおっさん側なので意識高い学生の発言の浅はかさはよく分かりますが、上述した通り、昔っからそんなのあるし、何なら昔は自分もそうでしたよね。たまたま自分たちもやってるブログというツールの世界で若者が何やら宣言し始めたから目に余るだけで。
というわけで、この騒動って最近の他の騒動に似てるな、と思ってので記事を僭越ながら記事をしたためました。
つまり、あれですよ。
最近の流行りに乗っかると、
両成敗!
あ、ブログを本名でやるかどうかによってブログというものの捉え方が違うっていう指摘、面白かったです。