こっそり妄想徒然紀行

どうでもいい事をそこそこ真剣に、ゆるーく考えるブログ

インターネットは悪意と鬱憤をぶちまける場所なのか?

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ディスる投稿を目にすることが増えてます

僕も一応、人並みにツイッターやfacebookをやっておりまして、さらに言うとこうしたブログなんかもやっています。Instagramも一応アカウントは持ってますが、あれは正直よく楽しめてないです。

で、一応僕なりの細やかな決め事がありまして。それは「人のことをディスらない」というものです。

 

なんとなーく最近思うことなんですけどね。結構、ディスってる記事とか投稿って多いなあ、と。しかも、匿名で、かつ相手のことも特定せずに。一見すると分からないようになっているわけですね。でも、実際はその発言には悪意がある。

なんで隠すかというと、もし指摘された時に言い逃れできるためなんだろうなあと思うのです。

 

批判ならまだいいと思うんです。批判というのは特定の人を名指しで弾糾することですから、なんとなく、発展性がある。

ただ厄介なのが、やっかみや被害者意識、そして承認欲求をベースにした上から目線の発言。特定の発言を引用するとそれはそれでまたあれなので説明しづらいのですが、例えるならあれです。今年入ってから大炎上したベッキーの不倫騒動。

 

saborimakuri.hatenadiary.jp

まあ、これでもかってくらいどこぞの輩が正義を振りかざしていじめを展開したわけです。そしてその主戦場になったのが、インターネット。

 

何か少しでも悪いことをすると倫理観とか常識を振りかざして突撃する人たちが今年、インターネットでは大活躍されたわけです。で、どっかの誰かも書いてましたけど、そういうのって大抵「ひがみ」だと思うんですよね。要は、成功してる人たちが羨ましくて、ボロが出るとここぞとばかりにギャーギャー言う。

みっともない、あてつけ

まあ、芸能人の場合は、顔とか名前で飯を食べていて、世間から話題にされ、消費されることを商売にしているのでまだ仕方ないのかもしれませんが、この構造って一般人同士でもありえます。

誰かの悪口を言いたい。でも面と向かってそれを言う勇気はない。陰口を叩くと自分のポジションも危うい。だからツイッターなどを使って、誰かをさりげなくdisる。SNSの場合、面白いのが(面白くないかもだけど)、フォロワーにちゃんとそのディスってる対象がいる、というところ。

だから、一応陰口じゃないんですね。陰口というより、あてつけに近いのかな?しかも小狡いのがそのままズバリは言わず、他の人が見ても普通の投稿だけど対象の人が見たらきっと勘づくであろうような事を書く。で、もし何か指摘されたら「え?そんなつもりないよー。思ったことそのまま書いてるだけだから!考えすぎ!」とか言えてしまう。

 

うーん、なんというか、惨めですな。みっともない。もう、意図が丸見えで、そんなの見てももうむしろ同情しか覚えないので別にいいんですけど。

 

ネットは、もっと自由で前向きなものであってほしい

ただこれは、インターネットの持つ一面なんだろうなあという気もしています。匿名性こそがネット社会の特徴。2ちゃんねるなんかはその匿名性に目をつけて増殖したサービスだし、ツイッターもそうですよね。2ちゃんもツイッターも、自分をどんどん変えられて、アカウントもたくさん持てて自分色を限りなく消していくこともできる。そう考えると、実名制を持ち込んだfacebookはやっぱりすごいなあと思うんですけども。

 

ただ、ネットが、日常生活の中では言えない鬱憤や悪意を吐きだすためのものなっちゃうのって、すごくもったいないですよね。

匿名性そのものはいいと思うんです。日常生活とは違う顔で別の人格やコミュニティを保つのは、精神衛生的にもいいような気がする。

ただその匿名性を、ポジティブな活用方にして欲しいなーと思ったりするわけです。ただ単に愚痴とかだけを言うためにツイッターやってるなんて勿体ない。

 

基本的に、愚痴や悪口って何も生み出しません。というか、僕が知る限りですが、愚痴や悪口が多い人って負け犬根性が染み付いてしまって、そのスタンスで生活していると悪い方向にばかり転がっていって、それでまた愚痴や悪口が増えて行く、という悪循環になってる気がします。そしてその一翼を担うのがネットだとすると、それは何だか切ないなあ、と。

 

せっかくいろんな可能性が詰まってるインターネットなんですから、ネガティブなことじゃなくてポジティブなことに使いたいもんです。

 

 

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