恋のツキ、ドラマ化!主演女優は??
恋のツキ5巻が発売されました。
そして予想できたけど、ドラマ化されるそうな。まあ、アニメ化よりはドラマ化でしょうねえ。イコ君はきっとジャニーズとかその辺の美少年俳優がやるんだろうなあという気がしますが、ワコは誰が演じるんでしょうか。アラサーだから若手女優じゃないんでしょうけど、石原さとみとか新垣結衣とか?美女すぎるかな・・・。
まだキャストは発表されてませんが、大人向け、特に女性をターゲットにしたドラマになるのでしょうね。ドラマは普段見ないのですが、これは見てみようかなあと思います。
発表が楽しみですね。
【ネタバレあり】男の疑心暗鬼こうやってカップルはすれ違う
さてここからは恋のツキ5巻の感想。ネタバレありなのでまだ未見の方は今すぐブラウザを閉じるべき!!
以前から予兆はありましたが、この巻ではイコ君とワコのすれ違いが起きます。
原因は、ワコの大人としては当たり前の行為がイコ君の嫉妬を呼んだ、というもの。飲み会が、イコ君は許せない。たまたま男性とタクシーに乗っているところを目撃してしまったこともあり、大人の世界の社交辞令がまだ理解できないイコ君はコンプレックスを抱いてしまうわけです。
もう飲み会に行って欲しくない、という子供っぽいわがまま(まあまだ子供なんですけど)を言い出してしまいます。
これ、分かるんです。男は結局、付き合ってる女性に対して優位性を保っておきたいと思うもの。男尊女卑とまでは言いませんが、女性は自分のもの、という意識があるんだと思います。
だから大人と子供の決定的な差の象徴でもある「飲み会」に対して嫉妬するわけです。
セックスはできても、飲み会にはいけませんからね。
愛情そのものに年の差はありませんが、日々の日常生活、環境には決定的な違いがある。その環境の差によって二人はすれ違って行きます。
これはもう、なかなか修復は難しいでしょうね。そしてイコくんは自分の日常である同級生から好意を告げられ、意識し始めてしまう。
会えない時間が長いと、ちょっとしたボタンのかけ違いがゆっくりと大きな溝になって行く。小さな疑惑が、拭い去れないシミになって行く。対して、自分の日常生活に含まれている人の存在が大きくなって行く。
これ、こういう毛件ある方はよく分かるのではないでしょうか。妙にリアルですね、相変わらずこの漫画は。
昔の恋人の居心地って、いいんですよね。
そしてもう一つ、今回の大きなトピックス。ワコの元彼の登場です(登場自体は前回の巻からしてたけど)。
昔愛し合っていた人との再会は、人生の妙味の一つだと思います。
なんなんでしょうね、あの「人生っていいよな」感は。
再会を懐かしがりつつ、当時のお互いの印象とかなんでダメになっちゃんだろねとか話す。
いいわー、後夜祭みたいでいいわー。
ヨリを戻すかどうかはともかく、昔の恋人との再会は蜜の味なわけです。そしてワコさん、ひょっとしたら元カレとより戻すコース一直線かもしれません。
自分のことはある意味、現在の恋人よりも知っているかもしれない。特に過去の文脈とかそういうのは過去の人の方が知っている。
自分が知っていた姿と今の姿にギャップがある場合もなかなかそそる。勿論悪い方に変わっていたらあれですが、時間を重ねることで成長した部分が見えたり、あるいは当時許せなかったことが今は自分も変わっていて許せるようになっていたり。
そしてなんとなくですが、再会したということにドラマを感じてしまう。自分をドラマの主人公として見ることもできてしまう。「結局こうなる運命だったのかなー」なんてうそぶくこともできる。
良い形での昔の恋人との再会は、刺激的で甘美なアトラクションなのです。
さてさて、とにもかくにも物語は一気に動き出した恋のツキ。
今後の展開が楽しみです!
講談社 (2018-06-22)
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