イイネ!!!!!!!
と、今日だけで世界中で何回言われてるんでしょうね。みなさん大好きなfacebookです。
僕もfacebookは基本的には好きなんですが、以前に比べると明らかに閲覧も更新も頻度が下がっております。以前はことあるごとにアプリを開いてましたが、今は1日に3回見ればいいほうですね。
僕の場合仕事でも使うので、全く見ないという日は今の所ありませんが、facebook離れはメディアでもちょいちょい取り上げられますよね。
- facebook上では、人は意識高くなりがちな件
- 実名制社交場
- 起こりが学生起業だったから説
- 「イイネ」だから
- SNS上で自慢してるやつも実際は大したことない
- SNSは所詮ツール。でもうまく使いこなせば成果もでる
facebook上では、人は意識高くなりがちな件
なんで僕はfacebookしなくなったのかなーと考えると、その理由の一つに「意識の高さ=胡散臭い」があるわけなんです。
SNSリア充自慢に疲れた説もありますが、でもちょっとそれは正確じゃないと僕は思うんです。twitterとか、愚痴だったりどうでもいいことだったりもつぶやかれています。そもそもインスタの方こそ、リア充感ありませんかね??てことは、リア充に人々は疲れているわけではない。
離れが進んでいるのはfacebookであって、Twitterやインスタはそうではない(ツイッターは上げ止まりはあるみたいですが)。
何故facebookだけが見なくなっていくのか?それは、facebookのリア充と言うよりは意識高い発言の多さに疲れるからなんではないか、と。
どうやら僕らはSNSを使い分けていて、facebookでは意識高い発言をする場所のようなのです。ただのリア充じゃなくて、意識高いリア充なんです。
でも、なんでそうなるんですかね?facebookが意識高くなる理由を考えてみました。
実名制社交場
昔、知ってる学生さんがこんなことを言っていました。「facebookはスーツ、Twitterはジャージ着てるようなもんです」と。
なるほどなあ、と。これは実に的を射ているような気がします。実名制であるfacebookは自分の名刺みたいなもんですよね。知り合った人もとりあえずfacebook交換するような気がします。
で、仲良くなるとプライベート連絡手段であるLINEや、恥部すらさらけ出すtwitterを交換する、という。間違ってない?若い人はいきなりtwitter?
なので、とりあえず知ってる人をすべて網羅するのがfacebookであり、そこでは実名のリアルな電話帳みたいなものだと言えるでしょう。
で、知り合いがたくさん見ている場所で、しかも主語が自分で、わざわざどうでもいい事書かないですよね。言っちゃえば、ここは貴族たちの社交場みたいなもんです。
社交場って、「最近、競走馬を買いましてね」「ほう、素晴らしい」みたいな最近のプチ自慢を高貴なお方達がたくさんされてるんですよね?社交場、行ったことないから知りませんが。
オフィシャルな近況報告の場所、しかもちょい自慢が入っている報告をするのがfacebookってことになるのでしょう。
起こりが学生起業だったから説
で、次の説。facebook作ったザッカーバーグ君は、あれですよ。周囲に溶け込めないイマイチな大学生だったんです。ハーバード大学な時点で頭脳的にはイマイチじゃなかった説もありますが、まぁそれはいいとして。
で、そんな彼が文字通り世界を変えて見せたのがFacebook。映画にもなったその出世ストーリーそのものが、Facebookの世界観を作ってる気もします。ザッカーバーグの物語は現代版シンデレラストーリー。彼の成功に憧れて起業する若者だって多いわけです。
そして、そのザッカーバーグの思想が反映されたプロダクトがfacebook。若者にとってはドリームの象徴なんです。だからユーザーは、Facebookでは美談や夢を多いに語るわけです。
「イイネ」だから
Facebookは、どうにも性善説というか肯定が前提になっている世界観な気がします。書き込みは自由な筈なのに何故そんなマナーが暗黙の了解になっているのかというと、やはりそこは「イイネ」の存在とネーミングだと思うのです。Twitterのような「ファボ」ではなく、「イイネ」。このあたりはネーミングの巧妙さだなぁと思いますが、「肯定」の文化なんですね。
最近でこそFacebookも従来のイイネだけじゃなくて様々な感情ボタンをつけられるようになりましたが、そこまで普及しているようにも見えません。「怒り」とかはたまに見るけど、それでも圧倒的多数が「いいね!」です。
みんなで成功体験を報告し、それをみんなで「いいね!」する。
まあ正直、そういうのが気持ち悪くてめんどくさいからFacebook離れが進んでるんだと思いますが。
ちなみに僕がfacebookで一番嫌いなのが、美談に対する安易な「イイネ」量産です。だから僕、基本的にイイネしません。本当にいいなあと思ったものにはしますけど。
SNS上で自慢してるやつも実際は大したことない
僕も仕事柄、SNSは普通の30代おっさんの割には使いこなせている方だと思います。
するとどうなるかというと、SNS上のキャラとリアルの性格との間に乖離が生まれてきます。SNSを仕事として使いこなそうとするとどうしてもそうなるのです。
だって、ありのままを書いてたって誰もイイネしてくれません。イイネしてくれないと広がりません。必要以上に誇張する必要があるし、自分を演出する必要があるわけです。
だから、SNS上では「すごい人なんだろうなあ」と思っていた人でも、実際はそんなことなかったりします。でも、それは彼を責めるべきではありません。むしろSNSの使い方に長けている、という評価をすべきです。
SNSは所詮ツール。でもうまく使いこなせば成果もでる
というわけで、facebookで意識高くいろんな発言してる人も、実際はただの人です。facebook疲れしちゃう気持ちもわかりますが「ただのお遊び」くらいに捉えて、適度な距離感でうまーく付き合うのがいいんじゃないかと。
だって、なんだかんだ言って現代のインフラですしね。使わないのはもったいないと思うんです。無料だし。
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