こっそり妄想徒然紀行

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【GYAO観戦】RIZIN12を見た感想(随時更新)

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7月と9月のさいたまスーパーアリーナの狭間興行となった名古屋大会。

地上波当日放送もなく、またカードもキックが並び正直地味といえば地味な大会ですが、こうした地方大会が盛り上がってこそ地盤強化と言えるのでは、ということで応援です、RIZIN名古屋大会。前回購入したRIZIN11のGYAOのPPVセットなので2大会で3000円視聴。まあお得っちゃお得ですが、前回同様、煽りVはオープニング以外なし、という感じです。

 

 

瀧谷渉太 vs. 佐藤執斗

画像: 第1試合軽量級のキックボクシングマッチがRIZIN2012のオープニングファイト。

新生K-1には見られない熱い試合でした!判定勝負だったとはいえ、ダウンの応酬と意地が見えた試合。

折角掴んだRIZIN出陣というチャンスをなんとかものにしたい、という思いが伝わってきました。

 

松倉信太郎 vs. 奥山貴大

画像: 第2試合

大雅と共にK-1を脱藩したTRY HARDジム勢の松倉。とはいえK-1やKRUSHで大きな成果を残してきたとはいえず、まあちょっと知ってるかも、くらいのポジションでした。そして脱藩後、初の試合であるRISEでもなんとなく汎用な試合で判定負け。ここで一発花を咲かせたいところでしたが、結果は2RKO勝ち。

それまではペチペチと体格を生かしたミドルで距離を取っていた感じで正直つまんなと思ってましたが、タイミングを見計らった右ストレートを撃ち抜きダウンを奪うとそのまま畳み掛けてKO勝ち。

こういう試合を続けてくれれば松倉も名を上げれると思うので、あらゆるリングを渡り歩きながら是非頑張って欲しいですねー!

Ryuki vs. 直也

画像: 第3試合

 判定で終わった第三試合。ダウンもありませんでしたが、見所はありました。

それはRyukiの試合巧者っぷり。いやあこの人、うまいわ。強いかどうかはわかんないけど、うまい。スウェーしてカウンターを取り、相手のストレートにカウンターでテンカオ合わせていくのは見てて楽しかったです。でもこれだけ圧倒してダウンすら奪えないのはちょっとあれですね。今後に期待です!

村田夏南子 vs. アンジェラ・マガーナ

画像: 第4試合

 なんだか村田の圧倒でしたね。グラウンドで圧倒。極めれないとダメだぞーと思ってたらちゃんと極めてくれました。

正直、相手になってなかったですね。アンジェラさん、前日軽量では話題を振りまいてましたが成長した村田とはつりあってなかった模様。

海人 vs. 小川翔

画像: 第5試合

 前回株を上げていよいよメジャー路線に切り込む海人ですが、ちょっと今ひとつ。ここで倒しきれないようではメジャーヒーローにはなれないでしょう。

 

でも、小川という試合巧者と相手なのがあれですね。RIZIN側も海人をメジャーにしたいならもうちょっとばちばち系の相手とぶつけるべきだったのでは。

 

海人はもういっちょ頑張って欲しいところです。

 

ロッキー・マルティネス vs. 侍マーク・ハント

画像: 第6試合

 インパクト絶大なリングネームの侍マークハント。お前は本名はなんなんだ、と。でも、正直ロッキーマルティネスの方がマークハントっぽかったぞ!プルプルの体と言い!

でも試合は大味のマークハントに一瞬押されつつも、冷静にさばいて正確にぶち込んだロッキーの勝利。

侍はまあ、よく耐えて頑張ってはいましたが、あの戦い方では上にはいけません。アグレッシブなのはいいんだけど、技術に裏打ちされたアグレッシブじゃないと。

日沖発 vs. 朝倉未来

画像: 第7試合

 いやー・・・切なかった。

日沖、往年の格闘ファンからすると彼には輝いて欲しかった、という感じですね。

戦極で名を上げ、でもメジャーのDREAMとは一定の距離を起きつつ派手じゃないけど真の実力者っぽい雰囲気をまといながら日本のホープとしてUFCにいきつつも活躍できず、正直、格闘ファンの期待に殺されるようになってしまいました。なんとなくタブーっぽいというか触れちゃいけない感じでしたよね。どう扱っていいかわかんない、というか。

 

だからこそ、日沖も意気込んでる部分もあったはず。地元名古屋の大会だったし。でも、朝倉のキックとタックルがバッチリあってしまいました。

これぞ世代交代。切ない。そしてこれこそが格闘技。

 

内藤大樹 vs. 般若HASHIMOTO

画像: 第8試合

 那須川天心へのリベンジをやたら期待させるような煽りのわりに内藤は今ひとつでした。確かにKOで勝ちはしましたが、ダウンを取られてのロー連打。なんとなく、ローで逃げた感がありましたね。

 

色んな見方があるとは思いますが、ローでKOってあんま華がないんですよ。こんな試合してるようじゃ、内藤は天心と肩並べるのは厳しいかと。

 

KINGレイナ vs. ケイトリン・ヤング

画像: 第9試合

 これは手痛い。KINGレイナ、まさかのRIZIN2連敗です。

打撃を磨いてきた、という事前情報はありましたが、蓋を開けるとヤングの打撃を被弾しまくる。まあ、リーチの差はあったのだと思いますがなかなかタックルにもいけず、ローで削られまくる、という展開に。

何度かあったグラウンドの攻防も物にできず・・・。

ここで負けているようだとちょっとRIZINでのストーリーが描きづらくなってきましたね。最近のRIZINはちょっと前のキャラとかイロモノ推しをやめて正統派になりつつあるので、ここで負けてるようじゃKINGレイナも所詮イロモノ、という見え方になってしまいます。

個人的には、もう1階級くらい落としてもいいんじゃないかなあと思いますけどね。全然まだ絞れるっしょ。

ストラッサー起一 vs. 住村竜市朗

画像: 第10試合

 これはもう、空気読まないストラッサー兄貴の本領発揮。

打ち合わず、タックルからの時間たっぷり使って肩固め。まあ一本取れるのは見事ですけどね。

そして終わった後のマイク。殺処分されてしまう猫への擁護コメントは、言ってることは賛同はしますがなんともシュール。事前の煽り映像であんだけチクワの事いじってもらったのだからチクワー!と一回くらい叫べばいいのに、と思いました。

 

まあ彼にとって、猫は自分のアピールのためじゃなく、真摯に向き合ってるって事なんだと思いますけどね。

 

しかしこの試合、レフェリーはもっと早く止めるべき。落ちてから3秒くらいそのままでしたよ。ちゃんと見て欲しいもんです。

元谷友貴 vs. 祖根寿麻

画像: 第11試合

 DEEPと修斗王者、というアングルで迎えられたこの一戦。RIZIN12の中でもメインイベントと思ってる格闘ファンも多かったのでは。

何度か攻め込まれるシーンがありつつも、元谷がきっちり一本とってくれました。

 

しかし元谷って笑わないなー。試合終わってちょっと笑みは浮かべてましたけど、感情あるのかなこの人(笑)。

国内では堀口以外に敵なし状態。さてさて、この後どうする??

 

矢地祐介 vs. ルイス・グスタボ

画像: 第12試合
メインの大役という絶好のチャンスを生かせなかった矢地はやっぱりきついなあと重試合でした。
 
彼、ストライカーなのにパンチ打つときとか打ち込まれたときに顔を背けるように横を向いちゃうんですよね。
 
そこをスコーンと当てられちゃいました。まあ狙って打たれたというよりかはガチャガチャした乱打戦で一発食らった、という感じでしたけど。
 
にしてもこの敗戦は痛い。これからRIZINエースへと名実ともに宣言するはずだったのに、「やっぱ矢地だもんなあ」感だけが残る試合でした。
あと、本人的には気にならないと言ってますが、とりあえず髪を切って欲しい。髪を書き上げる仕草の前にパンチ打て、と。
勝ってる時はいいけど、負けた後だからあんま自分の趣味の話は通じないっすよ。
 

RIZIN12全体感想

地味カードが並び、事前の評判はあんま高くなかったRIZIN12でしたが、十分楽しめました。キックの試合はまあ、なんだかなって感じでしたがMMAの試合はいづれも見応えありましたね。
 
にしても、KINGレイナと矢地という、RIZINが売り出したいであろうRIZIN培養のファイターが揃って輝けなかったのが痛い。
 
ここで二人が勝てば次にストーリーがつながるはずで、多分今回はそのための大会だったはずなのに次が見えなくなっちゃいましたね。
 
まあ、ルイス・グスタボという「無名の強い外国人」が発掘できたのはよしとしましょう。また浅倉未来という浅倉兄弟を改めて僕らは発見したわけです。
 
やっぱヒーローは衝撃的なKO勝ちをするもの。そこに僕らは熱狂し、魅せられるわけです。
判定勝ちもダメだし、ここぞというところで勝てないのはもっとダメ。
 
やっぱ天心、堀口の二大看板にまだ頼らないといけないっぽいですねえ・・・。