大砂嵐、RIZIN参戦!
RIZIN2018年度シリーズ一発目、福岡大会を間近に控える中、「RIZIN大砂嵐参戦!」というニュースが飛び込んできました。
榊原代表はちょっと前のインタビューで「大物交渉中」「他競技からの選手を誘致」というような発言をしていたので、「なるほど」と思った一方、「噂になってた大物って、大砂嵐だったのか・・・?」とちょっと肩透かしを食らったような気になったのも本音です(すいません)。
大砂嵐は強いのか?相撲・力士時代の実力は?
と言っても、白鴎とか朝青龍ほど一般的知名度があるわけではない大砂嵐。それもそのはず、別に横綱になったわけでも大関になったわけでもないのです。彼の最高位は「西前頭筆頭」という普通の人からしたら「なにそれ?」というもの。
僕は特別相撲ファンではないのでそこまで詳しくないのですが、以前、角界初のアフリカ系力士、とワイドショーで取り上げられていたのを覚えています。
西前頭筆頭から上がれなかったのか、上がる途中だったのかはわかりません。ただどうやら怪我が多い力士だったようで、休場も多く、番付を落としたりもしていたようです。
そして2018年1月に自動車事故を起こし、嘘の申告をしていたり重婚疑惑なども持ち上がり、相撲協会から引退勧告がなされそのまま引退したそうです。
大砂嵐はMMAで通用するのか?
さて、そんな大砂嵐ですが、RIZINデビュー戦は9月を予定されており、大物外国人ファイターが対戦候補として挙がっているそうです。
過去に力士出身でMMAに挑戦したファイターで、大成した選手は残念ながらいません。曙から始まり戦闘竜、そして最近だと把瑠都。
いづれも力士ならではのパワーや突進力を期待されていましたが、巨体を生かして相手をコーナーに押し込むところまでしかできず、そこからはもう押し合いへし合い、みたいなブーイングしか呼ばないような試合が多い。戦闘竜は巨体でもなかったのでちゃんとMMAしようと頑張ってましたが、結局は通用しなかった、という印象です。
さてそんな中大砂嵐。過去の力士と違って期待できる点は2点。
まずは角界引退からそんなに時間が経っておらず、まだ若い(26歳)という点ですね。怪我が多いのは難点ですが、最前線から離れている時間がとても短いのは有効でしょう。やっぱり闘志とか戦いの肌感覚って大事ですからね。
そしてその体格。体つきだけ見るとパワーありそうですよね。超ごつい。曙も把瑠都も、勿論力はすごかったんでしょうけどいわゆるお相撲さん体型。そこへいくと大砂嵐は筋肉の塊、みたいな印象です。MMAは瞬発力とかも求められるから今のままの体型じゃダメなような気もしますが、若さも相待ってしっかりMMAトレーニングを積めばいい感じに仕上がっていくんじゃないかと思うのです。
またこれは吉と出るか凶と出るかですが、なかなか勝気で強気な性格だった模様。怪我が多かったのも力任せの相撲ばかり取っていたからだとか。格闘技では、やはりマインドも重要ですから好戦的なファイトをたくさんすればファンの支持は集まるかもしれません。
Wikipdiaにはこんな記述もありました。
幼少期から「歴史をつくりたい」という渇望を変わらず抱く人間であるとも語っており、自身以前にアフリカからもイスラム圏からも力士は出ていないこととその願望が一致したことが入門に深く関係している。(wikipedia)
ロックなんですかね(笑)。相撲界出身で格闘技で成功した人はいないわけですから、MMAで歴史を作ってほしいものですね!
売り上げランキング: 860,346