こっそり妄想徒然紀行

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【アニメ化】恋は雨上がりのように。最終回結末予想

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ノイタミナでのアニメ化、いよいよスタート!

さてさて、いよいよノイタミナで1月から始まるアニメ「恋は雨上がりのように」。

 

原作は9巻まで発売されてますが、原作はまだまだ連載中。最終回を迎えていないわけです。

 

アニメ版をどう終わらせるのかも気になりますが、原作はこの物語にどう決着をつけるのか?個人的なこの物語の解釈も含め予想してみました。

saborimakuri.hatenadiary.jp

落ちていく季節の男と伸びていく季節の少女の物語

この物語の主題はこれだろーなーと思います。

 

小説家を志すも花開かず、ファミレス店長の仕事で惰性的に日々を過ごす中年男性。おまけにバツイチ。頭も薄くなってきた。

 

青春時代はとっくの昔に過ぎ、これからの人生はただただ消費していくのみで、希望なんてカケラもない。

 

一方のヒロイン、あきら。花もときめく高校二年生。才能と美貌に溢れ、自分の可能性を持て余す。何より彼女は若い。何にでもなれる。まだ何者でもない。

 

そう、この物語は何者にもなれなかった中年男子と何者にもまだなっていない少女の物語なのです。人の可能性と希望の物語、とでもいうべきか。

 

おっさんが美少女女子高生に好かれてうへへへって話じゃないんですね。

 

恋は雨上がりのように。最終回予想

 

さて、そー捉えるとこの物語の最終回はどうなるのか、という。まぁ、バッドエンドにはならず、それこそ雨上がりのようなさわやかな終わり方をしてほしいもんですが、ではどうなればみんながハッピーになるのか、という話ですよね。

 

この二人が男女としてゴールインする最後は僕はこの物語の主題とずれる気がするんです。何故ならさっき書いたように、この話は男女の恋愛話ではないからです。

 

あきらはきっと、店長の元を離れるのでしょう。店長への恋心は勘違いなんかじゃなかったし、彼女を人間的に成長させるものでした。

 

でも、それでも彼女には未来がある。彼女の歩む時間と、店長に流れる時間は速度があまりに違う。 

 

店長を離れて、自分が進むべき道を歩むのが、あきらにとって幸せな結末のはずです。

 

では果たして店長はどうなるのか。僕はこれは、あきらに触発されてまた自分の道を歩み始めて欲しいなと思っています。

 

確かに彼は一度は終わった人間だし、可能性もチャンスも、若かった頃に比べたら限られているでしょう。

 

しかし、人間生きてる限り人生は続くのだし、何かを勝手に終えるべきではないとも思います。自分の才能に一度は見切りをつけ、老いていくことを静かに受け入れたとはいえ、あきらという可能性の塊に出会って彼も変わったはず。

そう、この漫画は、中年男子の再生の物語なのです。

 

恋は人を変えますよね。僕も経験あります。 

思い出したくない記憶になってしまう恋もあれば、人生の大切な一瞬の積み重ねになる暖かい思い出になる恋もあります。

 

願わくば、この二人の恋が後者になりますように!

 

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