原作はネット漫画
前回の恋と嘘に続き、甘酸っぱい青春アニメが始まりました。その名も「徒然チルドレン」。元々はネット漫画で評判になり、紙で単行本化されたという、デジタル世代の漫画となります。サイトは未だに更新され続けているのが好感持てますね。ここで原作、読めちゃいますよ。
高校生男女の甘酸っぱいショートストーリーが４コマ形式で語られている構成になっています。
原作はポップでキュートなのに個性的な絵柄がまず特徴的。で、描かれるエピソードはどれも惚気というかなんというか、見てるとこっちが恥ずかしくなってくる、誰にでもある思春期の色恋模様が描かれます。「あー、あったねーこの感じねー」と、大人が見ると正直黒歴史を描かれているような気すらするくらい、「10代の恋愛のあの感じ」が再現されているわけです。
アニメ版は面白い？
で、先週から始まったアニメ版。15分枠での放送となります。
基本的には漫画に忠実に描かれていて、ショートストーリーがテンポよく語られている、という感じです。
原作ファンなら安心して見れるんじゃないですかね。
ただ、この漫画の大きな魅力の一つである絵柄については、「やっぱ漫画版の方がいいなー」と思っちゃうのが本音です。
漫画版って、シンプルなんですけど多分この作者の人って画力レベルが高くて、パースとかとるのうまくて、見てて気持ちいい構図の取り方してるんですよね。
ただアニメになると、絵を動かす難しさのせいなのか制作スタッフの画力レベルのせいなのかわかりませんが、静止画である漫画とはまた違う書き方になるのかもしれません。だからこの徒然チルドレンのアニメ版も、漫画版にあったような絵の魅力はちょっと減ってしまっています。
徒然チルドレン、実写化だけは勘弁して！
で、漫画原作のアルアルなのがアニメ化と実写化です。特に実写化は成功した事例が少なく、原作ファンからすると悲鳴もののクオリティのものも多いですよね。
まあこの徒然チルドレンは４コマ漫画なので実写化するのであれば根本から変えないとダメだとは思います。もう、タイトルだけ一緒であとは全くの別物になるでしょう。
なんにせよ、実写化はやめていただき、作者の方のペースでWeb漫画で更新していってくれると嬉しいなーと思います。
講談社
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