仕事柄、大学生と一緒に何かすることが多くてですね。
まあ、30代後半のおっさんが、若い大学生とご一緒させていただけるというのはとても光栄なことなわけですが、正直、ジェネレーションギャップを感じることも多々ありまして。
というか、僕らが大学生だった頃と今とではもう生活してる世界が違いますね。デジタルネイティブ世代ですから。
というわけで、僕が感じたジェネレーションギャップを幾つかご紹介!
「ジャケ買い」を知らない
これは数年前ですが、何気ない会話の中で僕が「ジャケ買いしちゃってさー」という話をしてたわけです。某ミスキャンと。
そしたら「なんですかそれ?」と。
ジャケ買い知らないの?と思いましたよ。今はジャケ買いと言わないのかな、と思いましたよ。だから説明しましたよ。
「今は何て呼ぶのか知らないけど、CDを中身よく知らずにジャケットのデザインで惹かれて衝動的に買うことだよ」と。
そしたら、
「CD買ったことないですもん」
と。
そりゃ、知らんわな、ジャケ買い。ダウンロード世代ですからね。
AVコーナーに入ったことがない
これは男子学生ですね。しかも二人。
僕らの時代だと、レンタルビデオショップにあるAVコーナーの暖簾をくぐったことがあるかないかが、一人前になったかどうかみたいなところあったわけですよ。
ただ、今の若い人はAVを借りるという行為をしたことがないわけです。ドキドキしながら借りてきて、急いで部屋に帰って、ワクワクしながら借りてきたビデオカセット(ディスク)をデッキに入れたりしたことがないわけです。
ではどう処理するのか?決まってますね、サイトです。無料で観れるサイトもありますしね。
僕が学生時代に住んでた町では、月に一度、レンタル料金が100円の日がありまして。
その日なんてあれですよ、みんなでビデオ屋に集合して、思い思いに借りて、誰かの下宿の部屋に行ってみんなで見たりしたものです。
ああいうのって、なんつうか、風情があっていいもんだなあと思ってるわけですが、今の学生にはそれがないのがなんとなく寂しい気持ちです。
LINEの通知がすごい
もはやコミュニケーションの定番ツールとなったLINE。まあみんなすごい使いこなしてますよね。
これも、僕らの時代はメールだったわけです。しかもパケット通信料がメール一件ずつかかっておりました。スタンプなんてなかったし、絵文字が出始めたのも大学生活後半の方になってからです。
そこへ行くと、LINEってすごいですよねえ。でも、僕もLINE自体は普通に使いこなしてます。スタンプだって押します。でも今の若い人ですごいのが、通知の数。ものすごい数の通知が来るんです。しかも未読状態のも多いから、スマホのパッチ通知数の数が200とかなってるわけですよ。
一体だれとそんなやりとりしてるのか、と聞いてみたところ、LINEの使い方におっさん世代との違いがありました。それは、グループ機能です。
今の若い人は、たくさんのLINEグループに入ってるわけです。高校の時のクラスとか部活とかサークルとかバイトとか。
で、一回何かのやりとりが始まるとそこのグループの人たちがバーッとコメントしてくから通知が鳴り止まないわけですよ。
僕らおっさんもグループ機能は使ったりしてますが、せいぜい2つとか3つとかだと思うんですよね。デジタルネイティブ世代は、時間を遡ってグループが存在するから、通知がものすごいことになる、と。そんだけたくさんの所属先があるって、それはそれで気を使いそうで嫌だなあ、とおっさんはのんびり思うのでした。
いかがでしたでしょうか。他にもあったような気もしますが、とりあえずはこれで。
また出くわしたらご報告申し上げます!
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