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那須川天心VSロッタンの感想
「試合に勝って勝負に負けた」
神童那須川天心は、試合後のマイクで泣きながらこう言いました。
いや、すごかった、天心VSロッタン。
判定については賛否両論ありつつも、あの試合がつまらなかったとか試合内容自体にイチャモンつける人はいないのではないでしょうか。
僕は自宅でGYAOでのネット観戦だったのですが、久々にモニターの前で手に汗握り、判定が告げられる時は祈るような気持ちになり、天心勝利がわかった時はガッツポーズをしてしまいました。
ロッタンのミドルキックやパンチが飛び出す度に悲鳴をあげたくなり、天心のパンチが当たってもケロリとしているロッタンの姿に行き場のない恐怖を感じました。
何度かあった、お互いのパンチの応酬のシーンでは肝を冷やしながらパンチが交錯する度に「いけ!いけ!」と小さく叫んでしまいました。
そして天心が勝つ事に、予想以上に喜んでしまった自分がいました。
那須川天心は、俺たち日本人の希望だったんですね、きっと。
格闘技の試合でこんなに白熱したのは、いつ以来だったかなあと思ってしまいました。
天心の弱点!?
さてしかし、戦前の予想をはるかに上回る試合内容でした。
ロッタン、もともと強いというのは聞いていたので戦力そのものは予想外ではありませんでしたが、「打たれ強さ」に関しては完全に予想外だったんじゃないでしょうか。
だって僕たちは見てきたのです。那須川天心のパンチやキックで多くの格闘家が沈んで行くのを。
天心の攻撃が当たらなかったのならわかります。
でも、当たってるんです。それも何発も。でも、倒れない。倒れないどころか効いてる感じも全くせず、全く臆することなく前に出てくるロッタン。
そして次第に、天心が疲れてくるのが目に見えてわかりました。一夜明け記者会見によると、3Rで腕を痛めたそうで、それがファイティングスピリッツにも現れたのかもしれませんが、疲れと相待って、天心が気後れしているように見えました。
天心が完全に、押されている、という状況です。
ロッタンの方が試合巧者だったと言わざるを得ません。なにせ、クリーンヒットの数では天心の方が上回っているように見えるのに、雰囲気では完全に飲み込まれていたからです。
攻撃ではなく空気感で相手を圧倒してしまうロッタン、すごいなと思います。
そしてここに、天心の現時点のウィークポイントが出てしまいました。彼は多分、プレッシャーに弱い。現時点ではね。
これまで、劣勢になったことがほとんどないので、押され始めると下がってしまう。昨日も、カウンターを狙っているとはいえまっすぐとジリジリ下がり、ロープまで追い詰められているシーンが何度となくありました。ダウンこそしませんでしたが、もし仮にダウンを奪われてしまったら、気持ちの面で負けてしまったらそこから逆襲して行くことができるのか。
勿論、天心をそこまで追い込むことが並大抵のことではないのです。そして更に、「現時点では」と入れたように今回の修羅場をくぐり抜けて天心はなお一層強くなるに違いありません。
天心幻想は若干弱まりましたが、むしろ逆にここからさらに強くなるんだろうなという気もします。
一方その頃、K-1では足がつった事で新チャンピオンが誕生しました
悪意あるタイトルですいません。
僕、モニター二台でメインモニターでRISE見て、サブモニターでK-1見てたんですね。
で、天心の試合が終わって魂が抜け切ったときにサブモニターをちらりと見たら、K-1フェザー級トーナメントで決勝が終わったとこだったんです。
ん?西京、負けたのか、判定?と思ってたら、どうやら西京くん、足がつってしまったそうな。
いや、わかりますよ。ワンデートーナメントは過酷だってこと、わかります。
ただ、ね。
天心とロッタンの試合見た後に聞くと、ね。
多分、僕だけじゃないと思うんですがこの日、僕はメインはAbemaTVでK-1見てました。RISEは、藤田大和の試合とHIROYA、あとは町田光くらい。
つまり、RISEは途中までは正直メインじゃなかったんです。でも、天心の試合でそんなのを全て吹き飛ばしてしまった。あの日、K-1に出てた全ての選手が束になっても、天心にインパクトの面では負けてしまうわけです。
だってさ、K-1、15時から見てましたが、しょっぱかったですよね。
ダウンシーンもさ、なんか、コケたとかそんな感じの試合が多いですよね、K-1。
効かされて嫌がりダウンみたいなのも多い。
なんつうか、魂の削りあいみたいな試合がないんですよK-1って。
思い切り効かされて、でもそれでも倒れなくて、ふらふらになりながらも戦う、みたいなシーンってK-1ってなくないですか。すぐコテンと倒れるというか。
RISEは、セミファイナルの森本狂犬と工藤の試合も見たんです。
これ、やべえなと思いました。メインの天心の試合がすごすぎたからあんま話題になってませんが、セミファイナルも相当やばい。K-1ではこの削りあいは見られないわけです。
あれって、なんなんだろうなと思うわけです。打撃系という意味では一緒なはずだし、K-1の選手が弱いわけでは勿論ない。でも、KNOCK OUTとかRISEみたいな熱くて白熱した試合がない。
これは、やはり選手のハングリー精神なんだろうなと思うんです。その試合に賭ける思いとか、これで負けたらお先真っ暗だ、みたいな悲壮感がない。
うん、K-1はスポーツなんだと思うんです。追い込まれない。やれる範囲で殴り合って、どっちが痛くなったら倒れる。明るく楽しい、K-1スポーツ。
以前書いたことありますが、新生K-1はもともと格闘技を目指していたわけじゃなくて、K-1という新しいスポーツを目指してたんです。だから、実はK-1についてああだこうだいうのは本来は違うのかもしれません。
ただ、やはり比較してしまうのです。しかも同じ日に興行があって、さらにそこのメインがK-1が訴えた那須川天心の過去最強の敵との戦い、となると。
新生K-1、評価されるべきところもたくさんあります。なんだかんだで支持基盤を増やしていて、格闘技は見ないけどK-1は見る、というファンもいるんでしょう。それはそれですごいことだと思います。
ただ、やはり格闘技ファン、もっというと昔から、旧K-1を知ってるファンからすると、今のK-1はK-1茶番グランプリとでも言いたくなるようなひどいクオリティなんですよ。
本当の意味での戦いがない。運営が持ち上げたい選手に勝てそうな選手を当てて、内輪で喜んでる、みたいな感じです。それこそ宮越が勝っちゃって、運営は「あーあ」と思ってるだろうなあと。終わり方も含めてね。
僕、もう武尊と天心の試合は望みませんよ。絶対勝てないでしょ、武尊。格闘家じゃなくてスポーツタレントとしては勝てるかもしれないけど、格闘技という圧倒的に残酷で厳しい世界では勝てませんよ。1-Dayトーナメント制覇するのはすごいけど、あれは我慢比べですからね、ただの。魂と技術のしのぎあいじゃない。
堀口VS天心!大雅VSロッタンは実現するのか?
さてさて、もうK-1は仲良しスポーツをやっていただいて、そこから格闘技に多少興味を持つファンが増えて、そこから他の格闘技に広がってくれればそれでいいと思ってます。
で、格闘技ファンが期待するのはもう堀口VS天心ですよね。
でも・・・正直、昨日のロッタン戦見たらさ、堀口、勝てないだろうなあと思うわけですよ(笑)。あれ見させられたら堀口も「いやー・・・」となるんじゃないでしょうか・・・。
というか、RIZINキックトーナメント、あれ以上の興奮をやれんのか!?と。
あと個人的に期待したいのは大雅VSロッタンですね。ロッタン、再度RISEに上がるということですし、天心とのダイレクトリマッチも違うような気がするので、ここは一つ、K-1との地獄の契約を終えて社会復帰した大雅と戦って見ては、と。
正直、大雅が勝てるとは思えません。でもあの試合を見て誰がロッタンと戦うんだろうなあ、とも思っちゃうわけです。日本人だと、あと他誰だ??江幡塁とかかしら。
K-1に寝返った村越選手は、事前の煽りVで「チャンピオンになったが陽の当たらない場所だった」とRISEをディスってました。
ということで、今度はK-1王者の大雅がロッタンに挑んでボコボコにされて、K-1のレベルの低さを証明してはどうか、と。
いや、大雅は好きなんですよ、前から。今回の騒動も気の毒だと思うしK-1を離れたことは大賛成で応援したい。
でも、ロッタンがまた見たいわけです。そしてその相手が務まるのは大雅だけじゃないかと。
勿論、天心とはフィジカルが違う大雅がロッタンを殴り倒す可能性もある。
そしたら大雅、滅茶苦茶株が上がりますよね。
ロッタン戦は、大雅にとってもチャンスだとも思うんです。
そしてロッタンが勝っても、アンチK-1の溜飲は下がるんじゃないかと(笑)。
ちょっと性格わるめな事も言いましたが、とにかく、
格闘技最高!
天心最高!
って事で。
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